授乳をすると気分が落ち込んだり、気持ち悪くなったりする方に、授乳を継続していくために 症状が楽になる対策はありますか?
授乳すると気分が落ち込むのは、
脳内ドーパミンの急激な低下が関係していると考えられています。
この落ち込みはチョコレートやアイスクリームをたべると軽快するともいわれていますので、
授乳するときにチョコレートひとかけらを口にいれてから授乳するとよいかもしれません。
反対に悪くさせる因子としてはカフェインや急なストレスがあげられています。
また、産後数週間は授乳中に気分が悪くなる方もいらっしゃいます。
多くの女性は産後6-8週には落ち着いてくるようです。
このような方は、飲み物・炭水化物を含む食べ物を授乳の直前または授乳中に食べることで落ち着きます。
いずれこの気持ち悪さはかならず収まってきます(多くの場合は産後6-8週)。
参考:lactation ketosis (授乳に伴うケトーシス):
授乳中の女性が悪心、疲労感を訴えるまれな病態である。
乳汁産生は糖の消費にもつながる。
十分なカロリー摂取がなければ肝臓での糖新生は維持できず、
脂肪の分解によりケトン体を産生するようになる(新生児の生後早期の低血糖への対応と同様)。
このような症状を訴える母親には、授乳中は水分ならびにカロリー摂取を心がけるよう伝える
今日も皆様に良いことがありますように!