お母さんに知っておいてほしいこと
ヒトの赤ちゃんがヒトの乳汁、つまり母乳で育てられるのは当然ですね。
母親の身体は母乳で育てる準備を妊娠中からし、
胎児もうまれたら母乳を吸えるように子宮内で準備をしています。
女性は妊娠すると、生まれてくる児を母乳で育てるために、身体の変化がおきてきます。
妊娠中に蓄えた脂肪は赤ちゃんの大事な栄養素となって、母乳に出て行きます。
つまり、出産後に母乳をつくるための体の変化は乳房だけでなく全身に起こっているのです。
もし、出産後に母乳を与えないで人工乳だけで育てることになったら、
この準備は無駄になってしまいます。
無駄になるだけならまだよいのですが、
母乳に出すためにたくわえた栄養は脂肪にしてそのまま蓄えられっぱなしになりますので、
将来の肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧、心筋梗塞につながってしまいます。
また、授乳期間がながくなると乳がんや卵巣がんもへることが報告されています。
このように考えると、赤ちゃんのためにおっぱいをあげたい・・から、
自分のためにもおっぱいをあげよう・・となるかもしれませんね。
米国において母乳育児によって1年間に予防できる死亡は3340人と計算されていて、そのうち78%は15-70歳の女性なのです。
予防効果のうちわけは以下のとおりです
• 心筋梗塞が986人
• 乳がんが838人
• 糖尿病が473人
日本の人口は減ってきておりいろいろと不安もあります。
なおさら、母乳を楽しくあたえてお母さんも健康に長生きしていただきたいですね。
ヒトの赤ちゃんがヒトの乳汁、つまり母乳で育てられるのは当然ですね。母親の身体は母乳で育てる準備を妊娠中からしています。そして、おなかの赤ちゃんもうまれたらおっぱいを吸えるように指をすって準備をしています。
もちろん・・母乳をあげたくてもあげられない場合もあるでしょう。
妊娠中のからだの変化をもどすためにも、たくわえた脂肪をうまく減らしていくために、
適度に運動・バランスのとれた食生活を心掛けてくださいね。
続きはまた明日^^